【横浜市電保存館リニューアル】開港から震災復興、戦後の高速化・急行運転、地下鉄転換まで…歴史

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1月28日にリニューアルオープンする横浜市電保存館(1月24日メディア公開時)
1月28日にリニューアルオープンする横浜市電保存館(1月24日メディア公開時) 全 18 枚 拡大写真

1904(明治37)年、横浜電気鉄道が神奈川~大江橋間に路面電車を開業させたことをルーツとする横浜市電。1月28日にリニューアルオープンする横浜市電保存館は、その開業期から現在までの歴史を体感できるフロアが新たに誕生した(写真18枚)。

「横浜が市電とともにあった『時間』と『空気」を感じて」。新たな歴史展示コーナーは、既存の車両展示コーナーの奥にある。エントランスから500型、1000型、1100型、1300型、1600型、1500型、無蓋貨車と見ていくと、その先に曲面をつけた開港時代のパネル展示が目に飛び込んでくる。

横浜市電は、前出の明治37年の横浜電気鉄道開業から、横浜市営化(大正10年)、トロリーバス化(昭和34年)、生麦線・中央市場線 廃止(昭和41年)、ワンマン運転を開始(昭和42年)、車掌乗務 廃止(昭和46年)、市電・トロリーバス 全廃(昭和47年)という歴史をたどる。

市電保存館の新たな歴史展示コーナーは、「東海道と横浜の開港」「横浜の新田開発と開港場の建設」といったパネル展示から始まり、関東大震災からの復興、市営化へのハードル、戦後の復興、高速郊外鉄道網の発展、地下鉄への転換、横浜博覧会のにぎわいなどが貴重な実物資料とともに紹介されている(今回のリニューアルで初展示された実物資料などは別記)。

居酒屋トークにも使える話題もいろいろ。「中華街はなぜ斜めなのか?」「関内に坂道がある!?」「幻の名所、元町百段の怪」といったトリビアのほか、戦時体制下の軍事施設輸送を目的とした急行運転なども紹介されている。

横浜市電保存館は、根岸駅から徒歩(20分)。根岸駅や上大岡駅から市営バスで市電保存館前停留所で下車。マイカーでの来場者向けに駐車場が16台(無料)ある。

《レスポンス編集部》

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