米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月12日、メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAから、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けたことを明らかにした。
今回の追加リコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。この場合、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがあるというもの。
追加リコールの対象になるのは、2007-2009年モデルの『Cクラス』、2012年モデルのCクラス(クーペとAMG含む)『Eクラス』(クーペとAMG含む)『GLKクラス』『SLS AMG』。米国で販売された10万3406台が、リコールに該当する。
メルセデスベンツUSAは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、助手席エアバッグ一式を交換するリコール作業を実施する予定。