中日本高速道路(NEXCO中日本)施設点検や保守を行っているグループ企業「中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京」は訓練施設の公開にあわせ、同社が開発した「路面性状測定車」もあわせて公開した。
この測定車両には「ロードタイガー」という愛称もあり、現在使用しているものは第6世代になるという。車体前面にはレーザー光路面に向けて発する装置が取り付けられており、これをカメラで撮影することによって、路面に生じた轍やひび割れを測定・記録することができるようになっている。GPSと連動しており、路面に問題のあった箇所はその位置が精密に記録できる。
最高速度は100km/h。通常走行をしながらの測定が可能となっており、計測が一般車両の通行に影響を与えることもない。計測は車線ごと(走行車線、追越車線、登坂車線など)に実施し、計測中の車線変更は基本的に禁止していることから、同じ区間を何度も繰り返して走行することになるという。
この第6世代の測定車両は現状で2台あり、レーザー光を使って測定することから主として夜間の時間帯に走行している。