トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は1月上旬、2016年の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、244万9630台。前年比は2%減だった。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が38万8618台を販売。前年比は9.5%減と落ち込んだ。『カローラ』は、2.7%増の37万8210台と、プラス。『プリウス』はSUVブームという逆風により、26.1%減の13万6632台にとどまる。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が、新記録の35万2154台。前年比は11.6%増と2桁の伸び率。中型SUVの『ハイランダー』も、20.4%増の19万1379台と過去最高。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、2.9%減の11万5489台と後退。新型を投入した『タコマ』は、6.7%増の19万1631台と、前年実績を上回った。
レクサスブランドでは、小型SUVの『NX』が前年比25.4%増の5万4884台と新記録。『RX』も、前年比8.8%増の10万9435台と、過去最高。最上級SUVの『LX』も、46.9%増の5707台と好調だった。
2016年のトヨタの米国新車販売は、SUVが過去最高。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「米国新車市場の記録的水準により、トヨタは個人向けの新車販売において、ナンバーワンブランドになった」と述べている。