【レッドブル・エアレース】室屋義秀選手、「総合優勝を目指す」と改めて宣言

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レットブル・エアレース千葉2017(Red Bull Air Race Chiba 2017)の開催概要発表会後のトークショーに出席した室屋義秀選手。
レットブル・エアレース千葉2017(Red Bull Air Race Chiba 2017)の開催概要発表会後のトークショーに出席した室屋義秀選手。 全 5 枚 拡大写真

26日に開催されたレットブル・エアレース千葉2017(Red Bull Air Race Chiba 2017)の開催概要発表会には、室屋義秀選手も出席。今シーズンのエアレースについて室屋選手は「目指すは総合優勝、年間ワールドチャンピオンを狙いに行く」と宣言した。

室屋選手の「チーム ファルケン」は、今年からチーム・テクニシャンにアメリカ人のピーター・コンウェイを迎え入れる。開幕のアブダビ戦(2月10日、11日)に関しては2016年バージョンに小改良を施した程度の機体で参戦することになるが、この終了後から2戦のサンディエゴ戦(4月15日、16日)までの間、ロサンゼルスにあるコンウェイの工房に機体を持ち込んで規模の大きな改良を実施することになっているという。機体の空力に影響を与えるエンジンカバーの改良であるとか、昨年は装着できなかったウイングレットの採用について検討しているようだが、ウイングレットについては「付けた方が速いのか、それとも付けない方が速いのか、今はコンピューターによるシミュレーションを重ねている最中」とする。

また、「シーズン途中でも規模の小さなリファインは進めていくが、アメリカでの大会前には規模の大きな改修ができる。工房があるとその速度も高まる」と室屋選手は説明するが、アメリカ国内ではインディアナポリスでも最終戦(10月14日、15日)が行われることになっており、最後の最後での追い上げにも期待できる。

昨シーズンは室屋選手と同じ「レッドブル・エアレース2009年デビュー組」であるマティアス・ドルダラー選手が総合優勝を果たしたが、これについて室屋選手は「ドルダラー、ピート・マクロード、マット・ホール、そして自分…と、2009年組がレッドブル・エアレースの中ではベテランとされる領域に入ってきた。チャンスはある」として自信を見せる。

室屋選手は「昨シーズンは開幕からの2戦を落としてしまったが、今シーズンは開幕戦から大事にしていき、8戦のうち6戦ぐらいまではファイナルへ進むようにして、その中でも2回程度の優勝を目指すことで着実にポイントを取りたい。今のチームポテンシャルとしては必ずファイナルにいけるだけの実力は持っているし、ファンの方々の声援を後押しにして頑張りたい」と抱負を語っていた。

《石田真一》

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