日産自動車は1月27日、『セレナ』のABS装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、日産『セレナ』1車種で、2016年10月1日から11月10日に製造された1万2802台。
ABSアクチュエータ内ポンプにおいて、組付け設備の調節が不適切なため、組み付け時にポンプ内部のシールが破損したものがある。そのため、ABS作動時のブレーキ液の吐出圧が不足するおそれがあり、最悪の場合、ABS機能が作動せず、走行安定性が損なわれるおそれがある。
改善措置として、全車両、当該ABSアクチュエータの製造番号を確認し、対象の場合は良品と交換する。
不具合は1件発生、事故は起きていない。車両製作工場からの情報により発見した。