24日午後6時55分ごろ、埼玉県川口市内の市道で、徒歩で道路を横断していた43歳の男性に対し、進行してきた車両が衝突する事故が起きた。男性は意識不明の重体。車両はそのまま逃走しており、警察はひき逃げ事件として捜査している。
埼玉県警・川口署によると、現場は川口市並木2丁目付近で片側1車線の直線区間。JR線の上を通る陸橋上で横断歩道や信号機は設置されていない。43歳の男性は歩道と車道の間に設置されたガードパイプを乗り越え、徒歩で横断していたところ、交差進行してきた車両にはねられた。
男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打で意識不明の重体。車両はそのまま逃走しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始している。
現場は陸橋の中間付近。勾配がついており、両側とも中央部に向けて坂を上がってくる場合は進行方向の見通しは良くないという。警察では周辺に設置された防犯カメラ映像の分析を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。