自動運転農機に注目集まる…クボタの未来ショーケース

自動車 テクノロジー ITS
「クボタ新春のつどい 」製品展示
「クボタ新春のつどい 」製品展示 全 22 枚 拡大写真

クボタは1月26日に「クボタ新春のつどい」を開催。会場となった京都パルスプラザでは農機やエンジンなどをはじめとしたグループ全体の製品展示もおこなわれた。なかでも注目を集めたのは、GPSを搭載する自動運転農機だ。

「クボタ新春のつどい」は、クボタグループが毎年1月に開催している年次イベント。世界中から販売店や取引先などの関係者が参集してディーラーミーティングなどがおこなわれる。製品展示では「未来ショーケース」と銘打たれ、農業機械や建設機械をはじめエンジンから祖業の水道インフラ関連まで、グループ全体の最新製品が並べられていた。

今回注目を集めたのは、農地内を自動運転するトラクターのプロトタイプと、発売されたばかりの田植機、コンバイン。いずれも既存機種をベースに、GPS機器や自動ステアリング装置、カメラなどを追加。現状では人が監視している環境で稼働させるもので、スタート/ストップはスマートフォンやタブレットで指示。クラウドで作業記録を一元管理する営農管理システムとも連携することで、農作業の効率化や省力化を達成する。

このほか、海外市場向けの農機や建機、ユーティリティビークルといった、日本では見られない製品も展示。エンジン展示ではフランスのマイクロカーメーカー、エグザムに供給しているディーゼルエンジンにも注目が集まった。これは最高速度が45km/h以下に抑えられるL6eクラスの車両に搭載される2気筒480cc。シンプルさを重視して燃料噴射システムにコモンレール式ではなく、機械式インジェクターを採用している。

また農園で働く人のための腰部アシストとウインチ機能を持つパワーアシストスーツ、屈曲・伸縮可能で地盤の動きに追従できることで耐震性能を高めた水道管といった最新製品も紹介され、グループの幅広い事業展開を印象づけるものとなっていた。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  2. 【アウディ A5セダン 新型試乗】4ドアクーペ風にあえてしなかった見識に拍手…島崎七生人
  3. 台風や秋雨対策に、大型サイドミラー対応の超撥水ガラスコート「ゼロワイパー」発売
  4. フィアット『デュカト』2台をひとつに、キャンピングカー製造を効率化…独キャラバンサロン2025
  5. 極限の軽量ホイール革命!レイズ ボルクレーシング『CE28N-plus SL』が示す究極の走行性能PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る