スバル富士重の世界生産台数、初の100万台突破 2016年実績

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スバル フォレスター(2017モデル)
スバル フォレスター(2017モデル) 全 2 枚 拡大写真

富士重工業(スバル)は1月30日、2016年12月度および2016年暦年(1~12月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表した。

●世界生産台数、15.9%増の8万7106台…12月新記録

12月の世界生産台数は前年同月比15.9%増の8万7106台で、12月単月として過去最高記録で5か月連続プラスとなった。

国内生産は『フォレスター』を中心に増加し、同4.2%増の5万9928台で2か月連続のプラス。海外生産は旧『カムリ』製造ラインでのスバル車の生産開始に加え、『インプレッサ』の生産開始が寄与し、同54.0%増の2万7178台と大幅増で7か月連続のプラス。国内・海外ともに12月度の新記録となった。

国内販売は同1.1%増の1万3205台で、3か月連続のプラス。登録車は同2.4%減の1万0269台で3か月ぶりのマイナス。『レヴォーグ』やインプレッサなどが増加したが、『レガシィ』やフォレスターが減少した。軽自動車は12月発売の『シフォン』が貢献し、同15.4%増の2936台で4か月ぶりのプラスとなった。

輸出は同7.5%減の4万9421台で、2か月連続のマイナス。北米向けの船のスケジュールなどが影響した。

●世界生産・輸出が5年連続で過去最高…2016年

2016年の世界生産台数は前年比9.2%増の102万4604台、初の100万台超えを達成し、5年連続で過去最高を記録した。

国内生産は、フォレスターを中心に増加。年間通じて標準生産能力を超える工場稼働が続き、同2.5%増の72万7741台で5年連続プラス。海外生産も旧カムリ製造ラインでのスバル車の生産開始が寄与し、同29.7%増の29万6863台で3年連続のプラス。国内外ともに過去最高の生産台数となった。

国内販売は同4.0%減の15万5780台で、3年連続のマイナス。登録車は供給制約もあり、同1.6%減の12万1990台となったが、受注は好調で前年を超えている。軽自動車は12月に新型車の発売があったものの、『ステラ』を中心に減少。同11.7%減の3万3790台で、10年連続のマイナスとなった。

輸出は同2.8%増の58万2708台と、5年連続で過去最高を記録。豪州向けを中心に増加した。

《纐纈敏也@DAYS》

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