能勢電鉄、鋼索線の運賃を25%引き上げを申請

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能勢電鉄が運賃引き上げを申請
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能勢電鉄は1月30日、近畿運輸局長に鋼索鉄道事業の旅客運賃の引き上げを申請した。

鋼索線は、日蓮宗の関西における総本山・能勢妙見山への参詣客の輸送と、猪名川渓谷県立自然公園内に位置する妙見山周辺でのハイキングや妙見の森バーベキューテラスなどのレジャー施設への旅客誘致などの役割を果たしている。

最近の輸送人員は、能勢妙見山への参詣客減少や自動車などへの移動手段の変化、余暇の多様化で、1974年度の19万8000人をピークに年々減少し、2011年度には7万5000人まで落ち込んだ。

同社は、妙見山地区の活性化を図るため、2011年度から順次、旅客誘致施設の新設やリニューアル、「のせでんアートライン妙見の森」などのイベントの開催、お得な乗車券の設定など、積極的に集客を図ってきた。旅客サービス面でも駅舎や車両の改修などサービス向上に努めた結果、2015年度は9万7000人と僅かながら増加傾向となったが、今後の見通しで現行運賃では収支の改善を図ることは困難な状況としている。

鋼索線が今後も妙見山地区の活性化に貢献し、経営の安定化を図りながら利用者へのサービスや利便性を維持・向上を図るため、運賃を値上げする。

現行普通旅客運賃は280円の均一性だが、25.0%引き上げて350円にすると申請した。

鋼索線の運賃は、2014年4月の消費税率引き上げに伴って運賃に転嫁したが、1995年3月以降、本格的な運賃改定は見送っている。

《レスポンス編集部》

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