三菱自 池谷副社長、日産との提携で「会社の有り様が急速に変わっている」

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三菱自動車の池谷光司副社長
三菱自動車の池谷光司副社長 全 2 枚 拡大写真

三菱自動車は1月31日、東京・芝の本社で2016年度第3四半期の決算会見を開いた。その席上、池谷光司副社長は「昨年10月に日産自動車の資本が入って以降、会社の有り様が急速に変わっている」と述べた。

その1つが損益管理におけるPDCA(Plan-DO-Check-Act)サイクルの徹底だ。月次会議で開発、生産、販売、経理の4部門のチーフオフィサーが中心になってそれを検証。計画が未達の場合は、すぐに対策を立案する。そして、それを部下に伝え、きちっとまとめて実行していく。当たり前といえば当たり前のことだが、それがちゃんとできるようになってきたという。

同時に風通しのよい社内にするために、できる限り社内の情報を社員に伝えることも行い始めた。「例えば、今回の決算情報もこの会見の後、主要な幹部を集めて即座に伝えます。こういうことを進めながら、経営陣が何を考え、会社がどういう状況なのかを伝えながら、そのぞれの立場の人に考えてもらう体制をつくっている」と池谷副社長は説明する。

文字通り、これは日産自動車がこれまで行ってきたことだ。その結果、日産の業績は急回復した。三菱自動車も今回業績を上方修正したわけだが、その裏には為替が円安になった以上にこうした取り組みの成果があった。「日産の文化には見習うことがすごくある」と池谷副社長はその手応えを感じている様子だった。

《山田清志》

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