【特集】PS4版『WRC 6』プレイレポ―世界ラリーの迫力と過酷さを凝縮した最新作

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【特集】PS4版『WRC 6』プレイレポ―世界ラリーの迫力と過酷さを凝縮した最新作
【特集】PS4版『WRC 6』プレイレポ―世界ラリーの迫力と過酷さを凝縮した最新作 全 13 枚 拡大写真

世界最高峰のラリーシリーズであるWRC(世界ラリー選手権)を再現した『WRC 6』がインターグローより3月23日に発売されます。

2017年、トヨタが18年ぶりに参戦する「WRC」の公認ゲームであるとともに、世界中で人気を集めてきたゲームの最新版がPS4で国内販売されるということで、今まで以上に今作への注目度も高まっています。

■2016シーズンの登場マシン・ドライバーも全て実名登場


世界最高峰のラリー競技として知られるWRC。今年も1月のモンテカルロから開幕し、全13戦で争われます。

今作は唯一の公式WRCゲーム。登場するドライバーやマシンは2016シーズンのものが実名で忠実に再現されています。2001年から発売が開始されたこの『WRCシリーズ』は、今作で11作目になります。開発チームは前作に引き続き、Kylotonn Racing Gamesが担当。

またPS4ソフトとして同シリーズのゲームが発売されるのは、これが初めて。PS4 Proにも対応しています。加えて、実際のWRCでは今年からトヨタが18年ぶりに復帰することもあり、国内でも注目・人気度が高まっています。

■通常のレースとは違う醍醐味があるWRCの世界を忠実に再現



F1などの多くのレースでは、複数台が同時にスタートし、サーキット内を決められた周回数走り、一番早くチェッカーフラッグを受けたドライバーが優勝します。しかしWRCをはじめとするラリー競技の場合は、スタート地点とゴール地点が異なり、基本的には峠道を走るイメージです。

1台ずつで走行し、SS(スペシャルステージ)でタイムを計測。その合計タイムが一番早かったドライバーが優勝するというシステムです。

通常のモータースポーツでは舗装路面でレースをしますが、ラリーの場合はグラベル(砂利道)、スノー(雪道)、ターマック(舗装路)などになっている箇所が混在するコースが舞台となります。

さらに事前の練習走行がほとんどなく、ぶっつけ本番で走らなければなりません。

もちろん、コース脇のガードレールや岩壁にマシンをぶつけてしまうと、実際にマシンにダメージが及び、ひどい時にはペースダウンしてしまうことも。これらの修理は2~3ステージごとに設けられているサービスパークで行うことができますが、これも制限時間が設けられており、あまりにも損傷がひどく時間内に治りきらない場合は、タイム加算ペナルティを受けてしまうことも。

こういったWRCの現場でよく起きるような事も忠実に再現されています。


■コ・ドライバーのナビゲートがより詳細に



また今作でWRCの世界をよりリアルに体験できるようになっているのが、「コ・ドライバー」の存在です。コ・ドライバーとはマシンの助手席からドライバーに対して指示を出す役割の人のこと。次のコーナーの角度や進入スピード、さらにライン取りまで細かく指示を出してくれます。

今作では、画面上に各コーナーの情報が表示されますが、実際のWRCではコ・ドライバーの無線を頼りにして走行することになります。そういった緊張感も、ゲームを通して味わうことができます。なお、『WRC 6』では日本語/イギリス英語音声でドライビングのサポートを受けられます。

リプレイ画面では、マシン内部の映像も見ることができますが、ゲーム内のコ・ドライバーも同様にコース情報を記した「ペースノート」を持っており、細部まで本物の世界が再現されているのがわかるかと思います。

■路面状況の違いでが操作性にも違いが影響―、一つのミスが大幅なタイムロスに



実際にプレイしてみて感じたことは、WRCならではの“細かな違い”を忠実に再現しているところです。その中でも代表的だったのが路面状況や天候の違いでマシンの挙動が変わること。

今作に登場するステージでは、異なる路面状況が混在しており、例えば前半がグラベルで後半がターマックという場所もあります。

その変わり目に来た時にタイヤのグリップ力が変わったり、急に滑り始めたりという変化がしっかりと再現されていました。さらに気象変化による視界の違いも再現。特に夜間走行では、ヘッドライトの照らされ方もリアルに再現されていました。

また、狭い峠道を走っていくステージが多く、実際のWRC同様に一つ操作を誤ってしまうと崖に落ちてしまったり、脱輪してマシンが動かなくなってしまうこともあります。

ゲーム上では強制的にコース復帰して再スタートすることができますが、その際にはある程度のペナルティタイムが加算されるなど、わずかなミスで発生する代償の大きさも、本番のラリーと同じようなものになるよう工夫が凝らされています。

■マルチプレイも可能、分割同時対戦から最大8人でのプレイも



『WRC 6』ではオンラインでのマルチプレイはもちろん、オフラインでもプレイが可能です。画面分割での対戦も可能となっていますが、他のゲームのように直接バトルをするのではなく、各ステージを同時にスタート。実際のWRCに限りなく近づけつつ、ゲーム性を維持するためか、対戦プレイヤーとの位置関係がゴーストとなって表示され、最終的にゴール通過時点のタイムで勝敗が決定するような仕組みになっています。

また「ホットシート」では最大8人まで同時にプレイ可能。画面分割は行わずに、実際のラリー同様に1台ずつがステージを走行しタイムを競っていくという対戦方式になります。

オンラインでのマルチプレイで世界中のプレイヤーと対戦する楽しさもありますが、ネットワークに接続しなくても友達同士で気軽にラリーゲームを楽しめるようなシステムになっているのが、今回の大きな特徴です。

■パッケージ初回特典にヤリスWRC(テストカー)が登場!



そして、パッケージ初回特典として今年からWRCに復活するTOYOTA GAZOO Racingの「ヤリスWRCテストカー」が封入特典として追加されます。

昨年前半に開発テストで使用されていたモデルではありますが、いち早くトヨタのWRカーをゲームで体験することができます。

実際のWRCも先日(1月19日~22日)に開幕戦が行われ、ヤリィ=マティ・ラトバラが2位表彰台を獲得。波乱も多かったラリーでしたが、幸先の良いスタートを切ったとともに、いきなりの好結果に国内でもWRCへの関心が高まっています。


そんな世界最高峰の競技を疑似体験できる『WRC 6』。ファンのみならずとも、見逃すことができない作品になっています。PS4版『WRC 6』は2017年3月23日に発売予定。価格は7,980円となっています。

Copyright (C) 2017 A videogame published by Bigben Interactive S.A. and developed by Kylotonn Racing Games. Licensed and published in Japan by Intergrow Inc.

《吉田 知弘》

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