JR大崎駅と成田空港・芝山町を結ぶ高速バス「成田シャトル」に、台湾の高速バス大手・國光客運のバスを想わせる外観デザインの車両が登場した。「1日34便を10台で運用。そのうちの1台を國光カラーにした」という。サービス共同開発のシンボルという位置づけ。
ウィラーエクスプレスと國光汽車客運は、日本と台湾の個人旅行者の空港アクセス向上を目的とし、2016年9月に成田アクセスサービスを共同開発。乗車方法や車内アナウンスを両地域で同じサービスで展開し、日本と台湾の旅行者に高速バスの“わかりやすさ”を発信してきた。
今回のカラー変更は、そのシンボル的存在として打ち出したもの。三菱ふそう『エアロエース』に、台湾を走る國光客運のバスと同じくホワイト地にパープルとブルーのウェーブ、側面に「國光客運」のCIロゴを入れた。
2月1日から走り出したこの國光客運カラーのバスは、運用が固定されていて、成田空港第3ターミナル7時55分発→JR大崎駅9時30分着、大崎10時30分発→成田3タ12時10分着、成田3タ14時25分発→大崎16時00分着、大崎18時00分発→成田3タ19時40分着、成田3タ21時15分発→大崎22時40分着の5便に充当される。
「この成田シャトルは、京成・千葉交通と共同運行。京成が2便、千葉交通が7便を担当。ウィラーは34便を10台で担い、その一台を國光カラーにしたかたち。朝、車庫を出て成田へ回送し、夜10時過ぎに大崎に着いたあと、再び車庫に戻ってくる」