アイシン精機は2月1日、アート金属との経営統合へ向け、同社発行済み株式883万5000株を取得したと発表した。今回の株式取得によりアイシン精機は、アート金属の発行済み株式の65%を保有することとなる。
アート金属は、1945年12月創業のピストン専門メーカー。低コスト技術や小回りの利くものづくりを強みに、自動車メーカーなど多くの企業に製品を提供している。
新興国を中心とするコスト競争の激化に加え、パワートレインの多様化によって技術開発ニーズの拡大も予想される中、両社は経営統合を決断。今後は、両社の保有するリソーセスと技術力を最大限活用しながら、世界トップの競争力あるピストン事業の構築と、その関連システム商品の開発を加速させていく。