マツダ 丸本副社長「ぶれることなく、経営の質的向上を図っていくことが肝要」

自動車 ビジネス 企業動向
マツダの丸本明副社長
マツダの丸本明副社長 全 5 枚 拡大写真

マツダの丸本明副社長は2月2日に都内で開いた決算会見で、トランプ米大統領がメキシコからの輸入品に高関税をかけることなどを政策に揚げていることについて「ぶれることなく、経営の質的向上を図っていくことが肝要」との考えを示した。

【画像全5枚】

丸本副社長は「NAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉、国境税など米国新政権でのいろんな施策に対する報道がなされている。マツダとしてはこれらの情報を確実に収集し、自動車業界、マツダに与える影響を冷静に分析しながら動向を注視しているところ」と説明。

その上で「マツダは外部環境に左右されにくい強靭な企業体質の確立を目指して構造改革を進めてきたし、これからも進めていく。グローバル視点および中長期視点に立ち、構造改革に取り組んでいくことが今、我々がやるべき重要問題であると位置づけているので、ぶれることなく、経営もしくはビジネスの質的向上を図っていくことが肝要であると思っている」と強調した。

また2月10日に予定されている日米首脳会談に関して「やはり自由で活力ある貿易環境ということを是非、首脳会談の中では共有化して頂いて、進めて頂ければと期待している」と述べた。

トランプ米大統領は米国第一主義を掲げ保護政策を強める姿勢をみせている。マツダは現在、米国内に生産拠点がなく、日本やメキシコなどから車両を輸入し販売している。丸本副社長によると「2016年のメキシコでの生産台数は約19万3000台で、このうちマツダ車の米国向けは4万6000台」という。トランプ米大統領がメキシコからの輸入品に高関税をかける政策を推し進めれば、影響は避けられない状況にある。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. 日産エクストレイル”ROCK CREEK“の魅力を人気インフルエンサー・あずあずが語る!PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る