最後の南海「丸ズーム」…大井川鐵道が乗車・撮影ツアー 2月26日

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新金谷駅で並んだ元・南海の21000系。2月26日に乗車・撮影会ツアーが行われる。
新金谷駅で並んだ元・南海の21000系。2月26日に乗車・撮影会ツアーが行われる。 全 2 枚 拡大写真

大井川鐵道(静岡県)は2月26日、「丸ズーム」こと元・南海電気鉄道21000系電車を使った貸切乗車ツアーを実施する。

【画像全2枚】

21000系は関西大手の南海電鉄が高野線用として導入した電車で、1958年にデビュー。高野線は急勾配のある山岳路線のため、21000系は平地の線路から急勾配の線路まで直通できるよう設計された。

その後も21000系と同様、平地線~急勾配線の直通用車両が順次導入され、これらの車両は撮影範囲を必要に応じて変えられるカメラのズームレンズにちなみ、「ズームカー」と呼ばれるようになったといわれる。21000系は車体が丸みを帯びていることから、「丸ズーム」とも呼ばれた。

21000系は新型車両の導入に伴い、1997年までに南海の路線からは引退したが、一部の車両は島根県の一畑電気鉄道(現在の一畑電車)と大井川鐵道が譲り受けた。今年1月には一畑電車に譲渡された21000系が引退しており、残るは大井川鐵道への譲渡車4両(2両編成2本)だけとなっている。

発表された行程によると、ツアーは新金谷駅を9時50分に発車。2両編成の21000系に乗って千頭駅に向かう。南海高野線の急行列車時代に取り付けられていた「マル急ヘッドマーク」を先頭部に装着し、「南海時代を思い起こさせる」演出を行う。

千頭駅到着後は、21000系2両編成2本と元・近畿日本鉄道(近鉄)16000系電車2両編成1本の撮影会を行う。帰路は21000系の2両編成2本をつないだ4両編成の列車に乗り、新金谷駅に戻る。

旅行代金は大人1万円・子供7000円。2月10日9時から12日23時59分まで、大井川鐵道ウェブサイトの専用ページで受け付ける。

《草町義和》

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