パナソニック河井専務、全員20時退社「今までの仕事のやり方を変えていく狙いも」

自動車 ビジネス 企業動向
パナソニックの河井英明専務
パナソニックの河井英明専務 全 2 枚 拡大写真

パナソニックの河井英明専務は2月2日の2016年度第3四半期決算会見で、20時退社について「全社をあげて働き改革に取り組むために社長通達という形で1月末に発信したもの」と述べ、その狙いはいくつもあるという。

同社は今年度の初めから働き方改革に積極的に取り組んでいる。それをさらに徹底させるため、今回、管理職も含めて全員20時退社を設定した。「できるだけ具体的な時間を区切って意識して取り組むという観点で定めた」と河井専務。

見方によっては、残業代を減らすための措置とも取れるが、パナソニックはこれによってさまざまな働き改革が生まれてくることを期待しているようだ。「午後8時までに仕事を納めようと思ったら仕事の内容を相当変えていくとか、今までの仕事のやり方を変えていくことをしなければならない。時間を区切ることによって、その中でどう生産性を上げていくかという相当知恵を出していく必要がある」と河井専務は説明する。

今回の20時退社には、全社に意識改革を促す狙いが大きいわけだが、残業代が減る社員にしてみれば、生産性が上がった分はちゃんと給与に反映してもらいたいという思いだろう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る