節分の豆、3歳まではNG…喉の詰まりに要注意

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 2月3日は節分。豆まきを楽しみ歳の数だけ豆を食べる、という家庭が多いと思われるが、豆・ナッツ類による事故情報が医療機関から寄せられているとして消費者庁が注意喚起を公表した。特に、子どもの喉は未発達なため窒息する可能性もあり、より注意を促している。

 豆・ナッツ類は、窒息の危険があるだけでなく小さな破片でも気道に入ったまま放置していると、気管支炎や肺炎を起こす可能性があるという。消費者庁は、2月2日にメール配信サービス「子ども安全メール from 消費者庁」にて注意喚起を行った。

 節分で豆まきをする際は、親の目の届かないところで子どもが豆に近づかないよう注意し、後片付けを徹底することを促している。また、3歳頃までは乾いた豆・ナッツ類は食べさせないよう警告。子どもの喉は未発達なため気管に物が入りやすく、豆・ナッツ類が気管をふさいで窒息するおそれがあるという。

 消費者庁は、同様の事故などを未然に防ぐ目的で、子どもの怪我や危ないと思った体験談を投稿するフォームを設けている。実際に豆・ナッツ類で子どもが危険なめにあった体験談を紹介しよう。

 「節分の残りの大豆を食べた後から息がぜいぜいし、夜も眠れなかったため、病院で全身麻酔下にて気道から異物除去を行った。大豆の破片が摘出され5日間入院した(1歳)」「家族と一緒にピーナッツを食べていたところ、喉に詰まって顔色が悪くなった。親があわてて背中をたたいたり、指を口に入れたりしてピーナッツを丸ごと1個吐き出したが、咳き込んで息がぜいぜいするため救急要請した(1歳)」

 「子ども安全メール from 消費者庁」は、おもに0歳~小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を毎週木曜日に配信するメール配信サービス。登録・購読は無料(通信料金は除く)。Webサイトから登録ができる。

《畑山望》

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