イタリアのスポーツカーメーカー、フェラーリは2月2日、2016年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は8014台。前年比は4.6%増だった。
車種別の販売実績では、2016年はV8エンジンを積む『488GTB』と『488スパイダー』が、前年比5%の伸び。V12エンジン搭載車も、『GTC4ルッソ』の発表により、前年比は4%増と増えた。
市場別の2016年の販売実績では、欧州や中東、アフリカが、前年比8%増の3610台で最多。中でも、ドイツやフランスは2桁の伸び。地元イタリアは、前年比8%増だった。
南北アメリカは、前年比2%増の2687台。中国は前年比1%増の619台。中国を除いたアジア太平洋地域は、前年比3%増の1098台と堅調だった。
フェラーリは2013年5月、新戦略を発表。それまでより生産台数を抑制し、高いレベルの希少性と長期に渡る価値を持続させる戦略に、方針転換している。