国内ドローン市場規模、2021年度には1676億円を予想

航空 企業動向
ドローン国内市場の予想
ドローン国内市場の予想 全 1 枚 拡大写真

MM総研は、国内のドローン市場の調査を実施してその結果をまとめた。

国内ドローン市場についての調査は初めて。2016年11~12月に、企業に勤める約1万9000人を対象にWEBアンケート方式で、自社のドローン(無人航空機)事業への参入状況を調べて、調査結果を基に、同社が市場の現状分析、予測を算出した。

調査結果によると2016年度の国内ドローン市場規模見込みは404億円。2021年度には1676億円に拡大すると予測する。トンネルや橋梁、太陽光パネルなど、各種施設の点検への利用が始まっており、実験段階ではあるがドローンを利用した配送サービスに注目が集まっている。

ドローン市場を「機体」「飛行支援システム」「活用ソリューション」「関連サービス」の4つのカテゴリに分類。2016年度見込みにおける構成比は、「機体」が12.5%、「飛行支援システム」が3.8%、「活用ソリューション」が46.8%、「関連サービス」が36.9%となった。「活用ソリューション」は2016年度で既に189億円、2021年度には707億円となると予測する。主に環境調査や、測量などにドローンの活用が見込まれる。

ドローンの活用方法では「メディア・広告向けの空撮」が最も多く29.8%となった。続いて「施設設備の保守・点検」と「測量」が12.6%、「警備システム」が11.9%となった。

今後期待するドローンの活用方法では「とても期待する」「やや期待する」「あまり期待していない」「期待していない」の4段階で聞いた。「とても期待する」と「やや期待する」の合計値を「期待値」として算出したところ、最も高くなったのは、「メディア・広告向けの空撮」で81.3%だった。次いで「事故や災害など緊急時における危険個所の把握」が69.8%、施設設備の保守・点検が69.4%となった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  3. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る