トヨタ、通期営業利益予想を1兆8500億円に2度目の上方修正

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大竹哲也常務役員 《撮影 池原照雄》
大竹哲也常務役員 《撮影 池原照雄》 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車は2月6日、2017年3月期の第3四半期累計(4~12月期)連結決算を発表するとともに、為替影響などを反映して通期の業績予想を上方修正した。営業利益は従来予想より1500億円多い1兆8500億円(前期比35%減)に見直した。上方修正は第2四半期発表時に次いで2度目。

4~12月期の業績は為替の円高が7700億円の減益要因になり、営業利益は前年同期比33%減の1兆5554億円だった。連結世界販売は日本や欧州、アジアの伸びなどにより2%増の664万台と堅調だった。純利益は24%減の1兆4327億円。

通期では連結世界販売を890万台(前期比3%増)と計画し、従来比で5万台上方修正した。前提の為替レートは1~3月期を1ドル110円と、期初想定より同10円円安に見直した。為替変動による通期営業利益の減益要因は8250億円となる。純利益予想は従来比で1500億円上方修正の1兆7000億円(前期比27%減)に見直した。

記者会見した大竹哲也常務役員は「自動車産業を取り巻く環境は激しく変動しているが、今一度、クルマ造りを通じて社会に貢献するという原点に立って持続的成長に取り組みたい」と述べた。

《池原照雄》

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