【アウディツインカップ2016】チームアウディになる…アウディジャパン斎藤社長

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全世界のアウディディーラーが技術を競う「Audi Twin Cup」。その2017年日本代表を決める「ジャパンファイナル」が宮崎で開催された
全世界のアウディディーラーが技術を競う「Audi Twin Cup」。その2017年日本代表を決める「ジャパンファイナル」が宮崎で開催された 全 12 枚 拡大写真

全世界のアウディディーラーが技術を競う「Audi Twin Cup」(アウディツインカップ)。その2017年日本代表を決めるジャパンファイナルが7日、宮崎県のシーガイアコンベンションセンターで開催された。

テクノロジー部門はAudi江戸川、サービス部門はAudi熊本が最高評価を獲得。テクノロジー部門の1位チームとサービス部門の上位3名が、この秋、ヨーロッパ(開催地未定)で開催されるワールドチャンピオンシップに挑む。

テクノロジー部門はメカニックによる故障診断、整備技術を競う。また、サービス部門は、お客様から車両を預かる際の適切なコミュニケーションと受付のスキル、正確な診断技術を競う。

今回のジャパンファイナルは、全国124店舗あるアウディ正規ディーラーから、予選を勝ち上がったテクノロジー部門12チーム(36名)とサービス部門の12名が出場。テクノロジー部門は、実車の『A5』を使用し、用命事項と対応事項に対して診断を行い、処置が完了するまでを競う。内容はエンジン不始動の原因究明と適切な対処をすることと、用意された部品の正確な測定。選手3人のチームワークが求められた課題となった。サービス部門は、車両受付、整備説明、車両機能説明、修理見積もりの4部構成。サービスアドバイザーに求められるスキルであるとともに、世界大会の出題傾向を考慮したものだった。両部門とも、実技試験と学科試験の総合成績で競い合った。

テクノロジー部門は1位Audi江戸川の小林浩二氏、浅野修一氏、杉岡裕治氏、サービス部門1~3位のAudi熊本・大磧数敏氏、Audi所沢・中島稔氏、Audi大阪中央・松井義貴氏がチームを組み、世界大会へ向けてトレーニングを積むことになる。2014年の界大会では日本代表が優勝しており、この時以来のチャンピオン奪還を目指す。

アウディジャパン代表取締役の斎藤徹社長は、「ツインカップは、歴史のあるアウディのグローバルなイベントです。予選を含めると、ほとんど全てのメカニックとアドバイザーが関わる大切な行事となっています。この大会があることによって、皆、アウディで働くことに誇りを持ってくれている。ブランドに対する思い入れも強く、ロイヤリティも高いです。この大会に目標感を持って準備することで、自己の能力をアップし、結果としてスキルや技能、知識のレベルアップに繋がっています」と、同大会の意義について語った。

また、昨今の自動車業界の人材確保の難しさにも触れ、「我々インポーターと販売会社はひとことで言うとパートナーの関係。チームアウディとして、優秀な人材確保のために販売会社のリクルート活動の支援をしていきます」と話してた。その言葉の通り、自動車学校の生徒や先生も多数が招待されて、大会を観戦していた。ここ数年実施していて、ブランドの認知など、その効果は現れているという。

<取材協力:アウディジャパン>

《滝澤俊次郎》

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