国内初の試み、LCCのジェットスターが新たに狙うビジネス客

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国内初の試み、LCCのジェットスターが新たに狙うビジネス客
国内初の試み、LCCのジェットスターが新たに狙うビジネス客 全 2 枚 拡大写真

運賃は格安だが、ビジネスには不向きと言われていたLCCが、ビジネス客の獲得に向けて動き出した。

国内最大のLCC「ジェットスター・ジャパン」(片岡優社長)は8日、ビジネス専用の予約サイト「Jetstar Business Hub」(日本名=ビジネス出張サイト)を設定。同日より予約の受付をスタートした。格安航空会社のビジネス向けサービスは国内初だ。

「より柔軟性のあるサービスで、ビジネスでの時間短縮が可能な、スムーズな乗降がポイントです」(同社広報担当)

新サービスのポイントは大きく3つある。
・出発当日に限り、同日の前後のフライト変更が無料
・日付・時刻・搭乗者名を変更手数料なしで変更
・座席指定無料
・機内持ち込み手荷物(7kgまで)に加えて、パソコンなど座席下に収納できる限度の手回り品の持ち込みが可能
・予約キャンセルが可能。運賃とキャンセル手数料の差額をフライト・バウチャー(金券に相当するポイント)で払い戻し

同社は国内線を中心に14都市、24路線で1日約100便を運航する。直前の通常料金でも日本航空や全日空の3分の1~2分の1程度と格安だ。さらに、当日でも、例えば東京(成田)~大阪(関空)は新幹線よりも安い。

しかし、それを可能にしたのは、従来の航空会社にはないさまざまな利用制限だった。同社の今回のビジネス専用サイトの立ち上げは、それらの利用制限のいくつかを緩和し、ビジネス利用のさらなる拡大を狙う新たな挑戦だ。

《中島みなみ》

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