韓国の裁判所、日産の申し立てを棄却…排ガス案件

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日産 キャシュカイ(写真は欧州仕様)
日産 キャシュカイ(写真は欧州仕様) 全 1 枚 拡大写真

韓国ソウルの行政裁判所は2月9日、一部日産車の排ガス案件に関して、日産自動車の韓国法人、韓国日産の申し立てを棄却すると発表した。

韓国の環境省は2016年5月、日産が韓国で販売しているSUV『キャシュカイ』について、エンジン制御システムを意図的に設定して、排ガスを不正に制御したとの報告を公開した。

日産はすぐに、韓国の環境省の発表に反論。「日産が法規に従わず、不法に排ガスを制御しているという韓国環境省の主張は誤り」とし、「韓国環境省が実施した試験により導かれた結論は、他国の規制当局が独自に行った厳格な試験を経て得られた判断とも一貫性に欠けるもの。欧州の当局は、日産キャシュカイを含む日産車は法規に全て適合していると結論付けている」と、反論していた。

しかし2016年6月、韓国の環境省は、日産キャシュカイの韓国内での販売停止、リコール(回収・無償修理)、課徴金などの行政処分を発表。そのため韓国日産は、この処分の取り消しを求めて、裁判所に提訴していた。

《森脇稔》

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