【トヨタ ヴィッツ 改良新型】武器はデザイン、走り、ハイブリッド…欧州コンパクトに真っ向勝負[写真蔵]
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新デザインのコンセプトは「躍動感と洗練さ」。ハの字型により大きく開かれたフロントロアグリルはダイナミックさと低重心を演出。またリアも同様に、テールランプが水平基調でワイド感を表現しながら、テールゲート以下をハの字型とすることでスタンスの良さを演出しており、実寸以上の迫力を持たせている。
また新採用のLEDヘッドランプは前後ともにライン発光を取り入れ、夜間でもより個性を発揮。さらにホイールにも新デザインを採用し、新鮮味を与えている。
ハイブリッドシステムは、『アクア』と同じ1.5リットルエンジンのものがベースだが、エンジンはさらに燃焼効率を向上、低フリクション化が施されたほか、パワーコントロールユニット(PCU)は充電源制御による損失低減が図られ、JC08モード燃費34.4km/リットルを実現している。この燃費は車重1090~1190kgの同区分車の中でもトップの低燃費(オプション装着したアクアよりも上)だという。
走行性能の向上も今回のマイナーチェンジの見どころだ。ショックアブソーバーに新構造のバルブを採用することで、操縦安定性をアップ。さらにボディのスポット打点増し打ちや補強により高い剛性を実現。フロントフェンダー、リアバンパーの整流を高めるなど細部にまで手が入れられ、応答性の良いしっかりとした走りを見せる。
今回写真で紹介するのは、上級グレード「HYBRID U」に新設定となった「Sportyパッケージ」だ。16インチアルミホイールとエアロパーツを装着し、個性を高めた新型のエクステリアをよりスポーティに演出する。価格は223万7760円。
《宮崎壮人》