「さよなら485系」JR東日本、定期運行終了で記念列車 3月18・19日
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485系は旧国鉄時代に導入された特急形電車。北海道から九州まで全国各地で運用されてきたが、新型車両の導入に伴い徐々に数を減らしてきた。現在は新潟~糸魚川間を結ぶ快速列車だけで運用されているが、3月4日のダイヤ改正に伴い廃止され、485系の定期列車での運用も消滅する。
この快速列車で使われているのは、485系の外装デザインや車内設備などをリニューアルした車両。「R」から始まる記号で管理されていることから「485系R編成」と呼ばれており、かつては『はくたか』『雷鳥』『北越』『いなほ』などの在来線特急で運用されていた。現在は6両編成2本(R26・R28編成)が残るだけとなっている。
新潟支社が2月13日に発表したところによると、3月18日は『ありがとう485系羽越』として新潟~酒田間で1往復運行。翌3月19日は『ありがとう485系信越』として新潟~直江津間を1往復する。運行時刻は『羽越』が新潟9時28分発~酒田11時56分着、酒田14時17分発~新潟17時28分着、『信越』が新潟9時30分発~直江津11時28分着、直江津13時00分発~新潟15時27分着。
これらの列車の利用を含んだツアーが、JR東日本の旅行商品として2月16日14時から発売される。旅行代金は新潟発着・普通車指定席・大人1名の場合、『羽越』が1万5600円、『信越』が1万4200円。
《草町義和》