S-TRAIN 保谷駅停車のインパクト

鉄道 企業動向
西武池袋線 停車駅案内
西武池袋線 停車駅案内 全 5 枚 拡大写真

西武鉄道の有料座席指定列車40000系「S-TRAIN」が3月25日から走り出す。その車両や運用が注目されるなか、「またナゼ保谷に停車する?」などと、途中停車駅もざわめき始めた。平日のS-TRAINは、西武線内の途中駅では、石神井公園と保谷しかとまらない。

西武池袋線の通勤電車には、各駅停車・準急・通勤準急・快速・通勤急行・急行・快速急行と7つの種別がある。池袋と所沢の間の途中駅で、石神井公園とひばりヶ丘には最多の6種別が停車する。

S-TRAIN は西武線内で、この二強のひとつである石神井公園と、なぜか保谷にとまる。「2駅については、マーケティングや需要ボリューム、駅構造などから総合的に判断した」と西武はいう。

保谷駅は、各停・準急・通勤準急・通勤急行が停車。快速・急行・快速急行は通過する。この停車パターンは、となりの大泉学園駅も同じ。

保谷駅の1日平均駅別乗降人員は、2013年度が5万8280人、2014年度が5万8481人、2015年度が6万0058人と年ごとに増加。大泉学園駅は、2013年度8万4006人、2014年度8万3628人、2015年度8万5597人で、減少から増加へと転じている。

通勤急行だけが通過するひばりヶ丘駅は、2013年度6万8930人、2014年度6万7907人、2015年度6万9024人で、大泉学園駅と同様の増減を示している。

保谷と大泉学園は、停車する列車種別がまったく同じだが、ホーム構造が違う。大泉学園が1面2線に対し、保谷は2面3線。中線の2番ホームは、保谷止まり列車や同始発列車、優等列車待避などに使われている。

この列車待避や、トラブル時などの乗務員交代などの可能性をみて、保谷にS-TRAIN停車駅という白羽の矢が立ったか。平日の下りS-TRAINが保谷に停車する時間帯は、小手指行きや清瀬行き、所沢行き各駅停車・準急などがその前後を走っている。

平日、S-TRAINの途中停車駅は、保谷・石神井公園・飯田橋・有楽町の4駅。客扱いはしないが、小竹向原にもとまる。メトロと西武の乗務員交代のための運転停車だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る