マツダが2月9日、国土交通省に届け出た『デミオ』などのリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国に拡大した。
今回のリコールは、運転席の不具合が原因。座高を調整するリフタリンクの強度が不足しており、リフタリンクの抜け止め防止用プッシュナットの固定方法が不適切なため、リフタリンクに亀裂が入り、プッシュナットが外れる場合がある。
そのまま使用を続けると、座席から異音やガタが発生。最悪の場合、リフタリンクが破損、外れて座席が傾き、正しい運転姿勢が取れなくなるおそれがあるという内容。
2月15日、マツダの米国法人、北米マツダは、米国でもこの不具合によるリコールを行うと発表。米国では、『デミオ』の2011年モデル、『アクセラ』の2010‐2011年モデルの合計17万3859台が該当する。
北米マツダは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、点検を行い、対策品に交換するなどのリコール作業を行う。