鉄道分野での標準化活動の受賞者を決定…海外展開を推進

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国土交通省は、2016年度の鉄道分野における標準化活動表彰で、受賞者を決定するとともに、2月21日に表彰式を開催する。

鉄道分野における国際標準化と国内標準化活動に従事し、顕著に貢献した人に対して今回、鉄道技術標準化調査検討会が7人の受賞を決定した。

標準化活動表彰は、貢献者への更なる支援と関係者による標準化活動の重要性認識の増進を目的に2007年度に創設された表彰制度。鉄道分野の標準化活動は、国際規格や日本工業規格(JIS)などの規格案の制定・審議等を行う活動。

日本の鉄道システムの海外展開を推進するため、鉄道技術の国際標準化、国内標準化活動は重要であることから、国土交通省は国際的素養と技術力を備えた人材による標準化活動の体制の充実・強化を進めている。

今回、標準化活動貢献者表彰としてを授与するのは、IEC/TC9で鉄道車両用ハイブリッド駆動システム、車上用蓄電池の国際規格に関する国内委員を務めた日立製作所の稲荷田聡氏、EC/TC9で数多くの作業部会の国内委員を務め、規格原案の策定に貢献した東芝の氏家昭彦氏。

鉄道車両の完成試験の規格に関する国内作業部会の主査を務め、国内の意見の取りまとめに貢献した東日本旅客鉄道の河村多計士氏、鉄道プロジェクト計画に関する規格を日本から提案するため、計画段階から中心的な立場で参画し、国内の意見の取りまとめに貢献した東日本旅客鉄道の中島康成氏。

標準化活動奨励者表彰の受賞者は、ISO/TC269で日本が提案した車両用空調システムに関する国際規格の開発準備段階から幹事・委員として尽力した日立製作所の明丸大祐氏、IEC/TC9 の鉄道信号に関する国際規格の開発や改訂に関する国内作業部会に委員として参画するなど、規格審議活動に尽力した大同信号の加納政貴氏、IEC/TC9の鉄道信号に関する国際規格等の開発や改訂に関する国内作業部会に委員として参画するなど、規格審議活動に尽力した日本信号の吉野祐一氏。

《レスポンス編集部》

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