欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは2月16日、1月の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数はおよそ3万5000台。前年同月比は12.1%増と、2桁増を達成する。
市場別実績では、西欧が前年同月比15.1%増の2万4200台と好調。このうち、ドイツは8800台を売り上げ、前年同月比は13.8%増。フランスも27.9%増の1600台、スペインは29%増の1000台、イタリアは10.5%増の900台と伸びた。英国は5.4%減の2400台と後退。東欧は、12.3%増の2600台と、回復傾向が続く。
車種別では、『Tシリーズ』が、前年同月比6.5%増の1万3200台と牽引。『キャディ』も28.2%増の1万3100台と引き続き好調。『アマロック』は8.9%増の6200台、『クラフター』は15.7%減の2300台で、これに続いた。
2016年のフォルクスワーゲン商用車の世界販売台数は48万0064台。前年比は11.4%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。