ヤマハのデザイン拠点「イノベーションセンター」落成…立体的なワンルームで新しい働き方

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式典でテープカットもおこなわれた
式典でテープカットもおこなわれた 全 13 枚 拡大写真

ヤマハ発動機はグループにおけるデザイン司令塔となり、製品デザイン開発や先行デザイン研究をおこなう「ヤマハモーター イノベーションセンター」を本社敷地内に建設。2月22日に落成式を実施し、内部をメディア向けに公開した。

【画像全13枚】

イノベーションセンターは2016年12月に竣工。5階建てで延べ床面積は8634平方メートル。設計と監理を日建設計、施工は安藤ハザマ(安藤・間)が担当した。

内部にはデザインルームやクレイモデル制作ルームをはじめ、ターンテーブルを備えたプレゼンテーションルームやビューイングヤード(屋外検討場)、車体の画像やCGを実寸大で投影できる「VRラボラトリー」、カラーをはじめCMF領域の工作や検討をおこなうワークショップなどがある。

特徴は、一部に吹き抜け構造を採用して開放感のある内部としたこと。デザイナーが働く2、3階とワークショップのある4階はフロアの真ん中にある階段で連続し、ここから他のフロアを見渡すことができる。

またデザイナーのデスクまわりにも衝立を置かず、フロアに点在するミーティングスペースや休息できるリラックスエリアも連続した空間にされている。リラックスエリアはラウンジ調や書斎調、キッチン調など、それぞれに雰囲気が異なっているのがおもしろい。

同社デザイン本部の長屋明浩本部長によれば、視線が抜けることで各部署の活動が繋がる「立体的なワンルーム」を作り出し、「新しい働き方」を実現するレイアウトを目指したという。

それを端的に示すのが、2階の階段下部にちょっとしたステージのような空間を設け、踊り場ならぬ「ダンスフロア」と呼んでいること。ここに「内部での情報の発信や共有をする拠点」としての役割を持たせ、これを中心としてワークスペースが広がるようになっている。

1階の広大なクレイルームにも、上階のデザイナーたちは廊下に出ることなくアクセスできる。ここにはさまざまなサイズの定盤が合計6台設置されているが、さらに増設する余地もありそうに思えた。今後に手がける製品ジャンルが増えたとしても、充分に対応できそうだ。

同社の木村隆昭 副社長は、イノベーションセンターは「ヤマハのデザインや創造性という大切な資源を、あらためて経営レベルで捉えてゆくという意思の表れ」だと述べている。

《古庄 速人》

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