光岡自動車 渡部執行役員「霊柩車市場でトップシェアを目指す」

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ミツオカリムジンタイプV(5名乗車)
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光岡自動車の渡部稔執行役員は2月23日に都内で開いた新車発表会で、2016年の霊柩車の受注台数が100台を超えたことを明らかにした上で、霊柩車市場でトップシェアを目指す方針を示した。

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渡部執行役員は「かねてから霊柩車市場に参入してきたが、2016年の受注実績で100台を超えるに至った。業界シェアでいうとほぼ20%を超えるところまで成長している。なんとか霊柩車の製造販売において国内トップのシェアを獲得できるように進めていきたい」と語った。

光岡ではオリジナルモデルである『ガリュー』や『リューギ』をベースにした霊柩車や、トヨタ自動車『ヴェルファイア』をベースに全長を1400mm延長したファミリータイプの洋型霊柩車『ヴェルファイアグランドリムジン』などをラインアップしているほか、市販車を霊柩車向けに架装を行ったり、病院から遺体を運ぶための搬送車なども手掛けている。

渡部執行役員は「最近は宮型の霊柩車がほとんどなくなり、洋型のちょっとクラシカルで品のあるという流れになってきている。一方で葬儀業者も個性のあるおくり方をしたいというニーズがあり、我々の商品はまだまだ受注も取れる」と話す。

さらに「霊柩車を手がけている会社の中で、実際に自動車を生産して販売しているメーカーは光岡以外にはなく、メーカーというカテゴリーの中で霊柩車もやっているというのが光岡の強みになる」とも語り、トップシェア獲得に意欲を示した。

渡部執行役員によると、霊柩車市場での光岡の順位は現在2位で、「あと10ポイントほどシェアを伸ばせばトップにたてる」という。

《小松哲也》

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