ヤマハ発動機独自のデザイン言語を生み出す試み…オブジェ「ヤマハスタイルセオリー」

モーターサイクル 企業動向
’Yamaha Style’ Theory 01
’Yamaha Style’ Theory 01 全 3 枚 拡大写真

2月22日に落成式典がおこなわれたヤマハ発動機「イノベーションセンター」のエントランスには、ひとつのオブジェが展示されていた。この『’Yamaha Style’ Theory 01』と名づけられたオブジェは、いったいどのような目的で作られたものなのだろうか。

2月22日の落成式典で、来場者をエントランスで出迎えた「’Yamaha Style’ Theory 01」は「ヤマハらしさを探究し、共通言語を見出す」という研究の一環で作られたもの。「ヤマハらしさ」というものを共通のデザイン要素、共通言語で表現し、スタッフでイメージを共有しようとする試みの成果のひとつだ。

制作したのは同社デザイン本部のスカルプターグループ。スカルプターというのはクレイモデラーやデジタルモデラーなど、モデリング領域を手がけるクリエイターの同社特有の呼称。グループの自主研究としてスタートし、ときにはデザイナーも参加して数十のアイデアが検討され、最終的に具象化されたものがこの01。造形テーマは「人と機械が融合し美しく躍動する姿」だという。

これは「新しいデザイン拠点で生まれたイノベーション事例のひとつ」と長屋明浩デザイン本部長。「ヤマハらしさ」ということについて語り合い、考え抜き、やり抜くことでデザインをイノベーション(革新)する、という思いが込められているという。

「商品そのものに向き合うだけでなく、ヤマハらしさを言語に変えてゆくという根源的な研究を、継続的にやるということが大事だと思っています」と長屋本部長。この意思は、今回展示されたものは「01」とナンバリングされていることから、感じ取ることができる。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る