東武鉄道、日光方面の快速・区間快速を廃止 4月21日ダイヤ改正

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東武の4月ダイヤ改正で日光方面に向かう快速・区間快速が廃止されることになった。写真は区間快速。
東武の4月ダイヤ改正で日光方面に向かう快速・区間快速が廃止されることになった。写真は区間快速。 全 2 枚 拡大写真

東武鉄道は2月28日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線・鬼怒川線などで実施する4月21日のダイヤ改正について、特急列車以外の一般列車の概要を発表した。日光・鬼怒川・会津方面の快速・区間快速が廃止される。

東武の快速・区間快速は、浅草~東武日光・会津田島間で運行されている長距離列車。運賃だけで乗車でき、特急料金などの速達料金は不要だ。東武は日光・鬼怒川・会津方面への特急列車を増発することから、快速・区間列車を廃止するとしている。

一方、南栗橋~東武日光・新藤原間で急行・区間急行を新設。南栗橋駅で浅草方面~南栗橋間の列車と接続を図る。停車駅は現在の快速・区間快速の停車駅に南栗橋・栗橋の2駅を加える。栗橋駅でJR東北本線(宇都宮線)との連絡が図られ、乗換えが便利になるという。

このほか、日光エリアの周遊観光の利便性向上を図るため、東武日光駅から下今市駅を経由して鬼怒川温泉駅に直通する列車も増やす。東武日光発が今より2本多い3本、鬼怒川温泉発が今より6本多い7本になる。一部の列車は『AIZUマウントエクスプレス』として野岩鉄道・会津鉄道に直通する。

東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線への直通列車は、平日朝ラッシュ時に増発。南栗橋始発の準急を1本増やすほか、東武動物公園始発列車のうち3本を久喜始発に変更して運行区間を拡大する。

平日の最終列車は、東武動物公園~久喜間の下りで繰下げを実施。現在の中央林間21時55分発~北千住23時35分発~南栗橋0時21分着の列車を久喜行きに変更する。これにより、久喜行き最終列車の北千住発車時刻は、今より17分遅くなる。南栗橋~新栃木間でも、南栗橋23時45分発の新栃木行き下り列車を新設。この列車は北千住駅を22時55分に発車する南栗橋行き急行からの接続を受ける。新栃木行き最終列車の北千住発車時刻は、途中の南栗橋駅で乗り換える必要があるものの、5分繰り下がる。

特急列車の改正内容は1月に発表されており、新型の500系特急形電車「リバティ」の導入により日光・鬼怒川・会津方面の特急『リバティけごん』『リバティきぬ』『リバティ会津』が増発される。これらの列車は浅草~東武日光・新藤原・会津田島間で運行され、乗車に際しては乗車券のほか特急券も購入しなければならないが、下今市~東武日光間と下今市~会津田島間のみ乗車する場合に限り、乗車券だけで利用できるようにする。ただし、座席の指定を行う場合は特急券を購入する必要がある。

《草町義和》

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