東北地方太平洋沖地震、いまだ余震続くM5.7

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気象庁の青木元地震津波監視課長(東京・大手町)
気象庁の青木元地震津波監視課長(東京・大手町) 全 1 枚 拡大写真

2月28日16時49分、福島県沖(北緯37.5度、東経141.4度)を震源地とする最大震度震度5弱、強さマグニチュードM5.7の地震が発生した。11年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の余震と、気象庁は発表した。

宮城県岩沼市、福島県相馬市、楢葉町、双葉町、南相馬市の5市町で最大震度5弱を観測。そのほか東北地方から中部地方にかけて震度4~1の揺れを記録した。揺れを感じた地域を見ても、余震が未だ続いていることを強く印象づけた。

気象庁は次のように語る。「時間の経過とともに活動は鈍くなりつつあるが、M9クラスの地震は観測史上では初めての経験。余震はかなり長く続くと思われる。引き続き注意が必要だ」(地震津波監視課・本多誠一郎課長補佐)。

震源地は、11年8月12日に発生したM6.1の地震とほぼ同じ場所や深さで起きている。また最近では、昨年11月22日にM7.4、福島県と茨城県、それに栃木県で震度5弱の揺れを観測している。

さらに、今年1月に入ると、いずれも福島県と茨城県で震度4の揺れを観測する地震が2回発生したほか、2月に入ってからもM3~M4程度の小規模の揺れが続いている。

「最近も余震はあるが、特筆すべき傾向が出ているわけではない。余震の傾向は坂道を下るように一定の比率でゼロに近づくわけではなく、目立つ揺れを繰り返しながらも、波打つように回数を減らす。揺らぎがある」(同上・本多氏)

同庁では、この地震後の18時15分から青木元課長が会見を開き対応した。

《中島みなみ》

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