「赤電」こと711系の保存会が会員を募集中

鉄道 テクノロジー
2015年8月、岩見沢市のファームレストラン「大地のテラス」で公開を開始した当初の711系。
2015年8月、岩見沢市のファームレストラン「大地のテラス」で公開を開始した当初の711系。 全 1 枚 拡大写真

2015年3月のダイヤ改正で引退した元JR北海道の711系は、同年8月から岩見沢市のファームレストラン「大地のテラス」で2両が保存されているが、2016年10月にはその維持・管理を行なう「岩見沢赤電保存会」が設立され、このほど会員募集を開始した。

同会では活動の趣旨を「『711赤い電車』を末永く良好な状態で維持、管理するとともに、地域活動の場としての役割を担う施設として保存運営していくことを通し、歴史的、文化的に貴重な車両を後世に残し、北海道の鉄道車両の歴史継承、並びに過去、鉄道の街岩見沢として歩んできた地域アイデンティティの復権に寄与すること」としており、昨年12月には最初の例会を開催した。本格的な活動は今春から始めることになっており、これを契機に広く会員を募り、「赤い電車」こと711系を良好な状態で維持管理したいとしている。

入会には、フェイスブックやメールで「赤電保存会」まで連絡後、会員情報シートに必要事項を記載して申し込む。2017年度(2017年4月~2018年3月)の年会費は3000円で、3月中に申し込んだ場合は2017年度会員として取り扱われる。

「大地のテラス」で保存されている711系は、クハ711-103・203の2両。インターネット募金(クラウドファンディング)により総額412万9000円の支援を集め、保存が実現した。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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