【カローラ 50周年】お祝い花冠パレードが初代誕生の地からスタート

自動車 ビジネス 国内マーケット
パレードの先頭を走る初代カローラ
パレードの先頭を走る初代カローラ 全 58 枚 拡大写真

日本のファミリーカー、トヨタ『カローラ』。そのカローラが誕生から50周年を迎えた。トヨタ自動車ではこれを記念し、「笑顔の花冠プロジェクト」を実施する。そのメインイベントである「カローラ花冠パレード」の出発式が、3月6日、愛知県豊田市のトヨタ自動車高岡工場で開催された。

カローラの車名は、「花冠」を意味する英語「corolla」からつけられた。これにちなんで開催される「笑顔の花冠プロジェクト」は、日本全国のトヨタカローラ店74社が参加。「カローラ花冠パレード」はリレー方式で花冠をバトンとしてつなぎ、約5カ月もの期間をかけて、日本を一周する。

スタート地点である高岡工場は、カローラだけを生産する専用工場として、初代カローラとともに誕生した。いわばカローラの生誕の地といえるが、現在ではカローラの生産はしていない。国内ではトヨタ自動車東日本宮城大衡工場でカローラが生産されているため、ここをパレードのゴール地点とする。また、このパレードと並行して、日本全国のカローラ店による「オーナーミーティング」、「花にまつわる店舗イベント」も開催される。

日本の国民車ともいえるカローラは1966年に排気量1100ccで発売された。開発当初は1000ccの予定だったが、スポーティ性を追求し排気量を拡大。当時では最新メカニズムであった水冷エンジン、フロアシフトなどの採用もあり、発売と同時に大ヒットを記録した。その後、ワゴン、ハッチバック、クーペなどバリエーションモデルも数多く登場し、1969年から2001年まで33年間、日本国内販売台数1位を記録した。

この一大イベントの出発式は極めて盛大にとり行われた。日本全国のカローラ店の代表が集まり、高岡工場の職員も参加したことで、参加者数は実に1700人。会場には初代から歴代のカローラの実車が並び、セレモニーには歴代のカローラを開発してきたチーフエンジニア5人も集結した。

2代目および3代目カローラの車両主査である佐々木紫郎氏は初代の開発にも関わり、「開発途中で排気量を100cc増やしたが、これは単に1割の性能アップではない。2柄割分、3割分も性能がアップした」と語り、付け加えて、「私がカローラ50周年を祝えるのだから、ここにいる若い皆さんは、これから100周年を目指して欲しい」と激励した。

こうしたセレモニーのあと、1700人の参加者に見守られながら、5台の歴代カローラが出発。全国へと旅だった。今後のパレードのスケジュールはtoyotaのプロジェクトサイトから確認できる。

《山田正昭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る