新宿コマ劇前広場を見つめてきた歴史的ビルが変身、VR体験ゾーンに

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開業当時の新宿東急文化会館
開業当時の新宿東急文化会館 全 3 枚 拡大写真

新宿区歌舞伎町1丁目。新宿コマ劇前広場の噴水の先にあった新宿東急文化会館が今夏、期間限定という条件付きで、VR体験ゾーンに変わる。バンダイナムコエンターテインメントが手がける「VR ZONE Shinjuku」だ。

東京急行電鉄、東急レクリエーション、東急エージェンシー は3月7日、「新宿 TOKYU MILANO」(旧新宿東急文化会館)跡地の暫定利用について「最先端技術を活用したエンターテインメント施設を誘致する」と発表した。

「建物を所有する東急電鉄と東急レクリエーションが、東急エージェンシーに貸し出し、バンダイナムコエンターテインメントと手を組んでVR(Virtual Reality)などの最先端技術に触れられる体験型エンターテインメント施設を、暫定的につくることにした」(東急レクリエーション)

VR ZONE Shinjuku は、2017年夏から同ビル跡地の再開発工事着工までの期間という条件付きで開業するもの。東急エージェンシーが、施設建設・管理を行い、バンダイナムコエンターテインメントがVR体験施設の企画・設計、運営を担う。

土地を所有する2社は、2018年中の都市計画認定をめざし「新宿 TOKYU MILANO」跡地を中心とした再開発を共同ですすめる。この暫定利用終了後は、公共空間と一体的に整備し、新たなエンターテインメント拠点、宿泊施設などを整備していくという。

新宿東急文化会館は1956年、新日本興業の手によって開設。映画ホール4スクリーンやボウリング場などを組み合わせた娯楽施設として、歌舞伎町の街を60年間にわたって見つめてきた。新日本興業は、千代田区内幸町から新宿区歌舞伎町へ本社を移し、ミラノ座や新宿東急、東京スケートリンクなどを展開。1966年に東急文化会館と合併し、1969年に東急レクリエーションと社名を変えた。

「新宿コマ劇前広場といえば、学生時代に噴水付近で大騒ぎしたとか、“苦い思い出”として記憶に残っている世代もいるだろう。このあたりもだいぶ変わったが、引き続き街の魅力向上をめざした再開発をすすめていく」

《レスポンス編集部》

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