国交省、北陸新幹線 京都~新大阪間「松井山手駅附近経由」検討結果を発表

鉄道 行政
資料「北陸新幹線京都・新大阪間のルートに係る調査について」
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京都と新大阪の間を松井山手駅付近を経由するルートで。国土交通省は3月7日、北陸新幹線 京都~新大阪間のルート検討について、新たに「南回り(京田辺ルート)松井山手駅附近経由」の試算・工期・費用対効果・輸送密度などを伝えた。

松井山手駅は、京田辺市山手中央にあるJR片町線(学研都市線)の駅で、その500m南西で第二京阪道路と交差し、駅の700m北西には京田辺松井インターチェンジがある。同省の「北陸新幹線(敦賀・大阪間)ルートイメージ図」には、東海道線の北を行く北回りルートと、南側で結ぶ「松井山手駅附近」経由、「新田辺駅・京田辺駅附近」経由、「精華・西木津地区」経由の4ルートが記されていた。

赤いラインで記された「松井山手駅附近」経由が、南回りルートで同区間を最も短く結ぶルートで、建設延長は約143km。概算建設費も南回りで“最安”の約2兆100億円。もっともコスト安の北回りより300億円高い。

松井山手駅附近経由は費用対効果試算でも上位に。総便益は約8500億円、総費用約8100億円で、費用便益比(費用対効果)は1.1。北回りと同じ値に。新田辺駅・京田辺駅附近経由が1.0未満、精華・西木津地区経由が0.9だった。

そのほか、敦賀~新大阪間の所要時間、輸送密度(開業初年度)、敦賀~新大阪間の運賃・料金は下記のとおり。また、同発表では敦賀~京都間は「小浜市附近(東小浜)駅」を経由する小浜京都ルートでの試算・検討だ。

---敦賀~新大阪間の所要時間

北回り 約43分
松井山手駅附近経由 約44分
新田辺駅・京田辺駅附近経由 約44分
精華・西木津地区経由 約46分

---輸送密度(開業初年度)

北回り 約4万1100人キロ/日・km
松井山手駅附近経由 約4万400人キロ/日・km
新田辺駅・京田辺駅附近経由 約3万9900人キロ/日・km
精華・西木津地区経由 約3万8600人キロ/日・km

---敦賀~新大阪間の所要時間

北回り 5380円
松井山手駅附近経由 5700円
新田辺駅・京田辺駅附近経由 5700円
精華・西木津地区経由 5700円

《大野雅人》

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