オンキヨー&パイオニア、バランス回路端子搭載 ハイレゾ対応携帯プレーヤーを発表

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
オンキヨー&パイオニアイノベーションズ「private」「rubato」記者発表会(3月8日、都内)
オンキヨー&パイオニアイノベーションズ「private」「rubato」記者発表会(3月8日、都内) 全 8 枚 拡大写真

高音質再生のニーズに応える携帯型オーディオプレーヤーが元気だ。オンキヨー&パイオニアイノベーションズは3月8日、ハイレゾ対応2.4型タッチパネル搭載モデルを発表。実勢価格は4万~4万5000円。両ブランド各1モデルが3月中旬から発売される(写真8枚)。

パイオニアブランドは「private」、オンキヨーは「rubato」(ルバート)。3月8日、東京・渋谷の発表会場には、同社代表取締役 宮城謙二社長、DAP商品企画部 佐野恭平氏、商品企画部 大類拓也氏らが登壇。宮城社長は冒頭、「なんといってもこの機種の売りはバランス回路」と伝えた。

「オンキヨーとパイオニアのハイレゾリューション音源対応コンパクトオーディオは、AVファンや音楽ファンから評価を得ているが、残念ながら一般ユーザーにはバランス回路という魅力が届いていない。そこでフルバランス回路とバランス端子を搭載したプレーヤーと対応ヘッドホンを含めて5万円以内で売りたいという想いでこの機種を開発した」

大きさは94×63×15mmと手のひらにのるサイズ。「従来モデルから3割サイズダウン、4割も軽量化した。ボディは総削り出しのアルミ製シャーシを採用。手でしっかりホールドできて、親指ですべてを操作できる。高性能DAC+アンプとフルバランス回路、2.5mm4極バランスヘッドホン端子などで、オーバースペックといわれるほどの能力をもたせた」と佐野氏。

「一般的なBTLバランス駆動方式に加え、Active Control GND駆動方式を採用。2つの DAC 出力(L-GND/R-GND)をCOLD側アンプとして単独駆動させ、0Vに強固に固定することで、グランドの揺らぎを排除、クリアでパワフル、定位感と奥行きのあるサウンドを実現できた」(佐野氏)

またMP3などの圧縮音源もアップサンプリングによって 96kHz/88.2kHz や 192kHz/176.4kHzに変換でき、「ダウンロードした音源などを迫力あるサウンドにチューニングもできる」。

「内蔵は16GB、SDカードは200GBを2枚セットできる。ハイレゾ音源を2000曲以上持ち歩ける。連続再生時間は15時間。Bluetooth Low energy 経由でiPhoneやAndroidスマホからの操作も可能」という佐野氏に、専門記者が「なぜOSは独自にした?」と聞いた。

「GoogleやAppleが進化すると、そのときの瞬発力はいいけど、ハードウェアがついていけないというメーカーの悩みがある。そこでオリジナルのOSを採用することで、ソフトの進化にすみやかにアップデートできる」(佐野氏)

記者発表会では、これら機種と同時リリースするハイレゾ音源対応密閉型インナーヘッドホン3機種 SE-CH9T-K SE-CH5BL-K SE-CH5T-R/L/S/Kを公開。大類氏は「SE-CH9Tはノズルを異種金属の2層構造化し、ユニットから発生する不要な共振を抑制。クリアな中・高音、タイトで迫力ある低音を実現させた。MMCXタイプの接続コネクターに対応した着脱式コードを採用し、断線時の交換も可能に。市販されているMMCX対応ケーブルに交換して高音質再生も楽しめる。SE-CH5BLは、左右のチャンネルセパレーションに優れた2.5mm4極バランス端子を採用し、バランス端子対応のDAPやスマホに接続すれば、ハイレゾ音源をより一層楽しめる」と伝えていた。

同社は会場で「3月11日には、東京・大阪でprivateとrubatoの先行体験会に実施する」とも伝えていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る