5Gオートモーティブアソシエーション(5GAA)と欧州自動車通信連合(EATA)は3月3日、コネクテッドカーおよび自動運転ソリューションの分野における協力を促進するために、提携を結ぶことで合意した、と発表した。
5GAAには33社が参加し、アウディ、BMWグループ、ダイムラー、エリクソン、ファーウェイ(Huawei)、インテル、ノキア、クアルコムの8社は創立メンバー。5GAAは通信ソリューションの開発や試験などを行い、社会的ニーズに対処するために商業的な可能性とグローバルな市場浸透を加速することを目的とした複数業種にわたる連合組織。
一方のEATAは現在、テレコム(電気通信)オペレーター、ベンダー、自動車メーカー、乗用車とトラックのサプライヤーなどを含む6つの主要組織および企業38社で構成されている。
今回の提携の主な目的は、欧州におけるコネクテッドカーおよび自動運転ソリューションの分野における協力を促進すること。EATAの最初の具体的なステップは、実際の交通状況の下で、自動運転に必要な通信の性能をテストすることにある。
EATAのエリック・ジョナート氏は、「今回の5GAAとの提携は、異なる業界のパートナーを相互に近づける。さらに、2016年末に発表されたコネクテッドおよび自動化モビリティに関する欧州委員会の戦略を強化するもの」と述べている。