近畿日本鉄道(近鉄)は3月10日、観光特急『青の交響曲(シンフォニー)』の車内で提供しているオリジナルケーキについて、春季オリジナルケーキ「シュシュ」の提供を始めると発表した。
車内では季節ごとに内容を変えた「季節のオリジナルケーキセット」(1100円)を販売しており、2016年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でデザートを担当した赤崎哲朗氏がプロデュースしている。近鉄の今回の発表によると、3月13日からはオリジナルケーキ第3弾として「シュシュ」の提供を開始。「薫り高い河内ワインのムースと甘酸っぱい赤果実」を組み合わせたケーキとしている。
このほか、オリジナル鉄道グッズ2種類も3月18日から新たに発売。サクラをデザインしたクリアファイル(400円)とタオルハンカチ(500円)が車内で限定販売される。
『青の交響曲』は2016年9月に運行を開始した、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区)~吉野(奈良県吉野町)間を走る観光特急。通勤形電車の6200系を改造した16200系電車を使用している。3両編成のうち両端の2両に幅の広いデラックスシートを配置。中間の1両はラウンジになっており、バーカウンターやソファが設けられた。
運行開始から今年3月6日までに延べ約4万人が利用。原則として毎週水曜を除き1日2往復運行されているが、「毎日満席に近い状態」(広報部)が続いているという。