【WEC】GT世界王座狙うミッドシップの911、ドライバーコンビ決定

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1月のデイトナ24時間を戦った「ポルシェ911 RSR」。
1月のデイトナ24時間を戦った「ポルシェ911 RSR」。 全 8 枚 拡大写真

ポルシェAGの「ポルシェGTワークスチーム」が、今季のFIA世界耐久選手権(WEC)のLMGTE-Proクラスに参戦するポルシェ「911RSR」2台のドライバーコンビを発表。GT部門の世界王座を狙う戦いに臨む布陣が決定した。

これまでもWECのLMGTE-Proでは、クラス部門タイトルを競ってGTカーによる世界最高峰の耐久バトルが主にメーカー間で展開されてきた。そのLMGTE-Proに、今季はプロトタイプと同じ世界選手権タイトルがかけられることに。ポルシェはワークスチームを戦線復帰させ、リヤアクスル前方に4リットル水平対向6気筒エンジンを積んだ新たな911 RSR(最高出力510PS)を2台投入して戦う。

そのドライバー布陣が、91号車はリヒャルト・リーツ(オーストリア)とフレデリック・マコヴィッキ(フランス)、そして92号車がミカエル・クリステンセン(デンマーク)とケヴィン・エストル(フランス)に決まった。リーツは2015年のクラス王者、またマコヴィッキはSUPER GT/GT500クラスでの優勝実績を有するトップドライバーで、日本のファンにも馴染み深い存在である。

ポルシェ・モータースポーツ部門責任者のフランク=シュテッフェン・バリサーは、「FIA WECのGTカテゴリーとして初となる世界選手権タイトルを戦うために、2組の強力なドライバーペアを編成しました。この4名のパイロットは全員、世界のベストGTドライバーが競うポルシェ・ワンメイクレースの出身者です」と、自信を深めている。

911 RSRは北米のトップシリーズであるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも参戦しており、すでに開幕戦デイトナ24時間を戦い終えている。WECの方は4月1~2日にイタリアのモンツァでプロローグテストを迎えたのち、4月16日決勝の英国シルバーストン戦で開幕。ルマン24時間(第3戦)は6月17~18日決勝、富士スピードウェイ戦(第7戦)は10月15日決勝の日程で開催される(全9戦)。

自動車メーカーの注力度合いが高まりつつあるLMGTE-Pro戦線は、今季以降、WECをさらに活性化させると見られている。

《遠藤俊幸》

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