西武鉄道とマレーシア鉄道が「姉妹」に 3月20日に調印式

鉄道 企業動向
KTMB(左)と西武鉄道(右)の電車。3月20日に姉妹鉄道協定の調印式が行われる。
KTMB(左)と西武鉄道(右)の電車。3月20日に姉妹鉄道協定の調印式が行われる。 全 1 枚 拡大写真

西武鉄道は3月14日、マレーシア鉄道公社(KTMB)と「姉妹鉄道協定」を締結すると発表した。マレーシアの首都・クアラルンプールで調印式を行う。

西武鉄道が海外鉄道事業者と姉妹鉄道協定を結ぶのは、2015年3月の台湾鉄路管理局に続き2件目。発表によると、西武鉄道は「多様な文化的背景を持つ方が訪日される昨今の現状から、ムスリムへのプロモーション強化の布石を打つ必要性」があるとし、マレーシアを重要な地域と位置付けた。KTMBとの協定締結により「事業の発展・地域社会への貢献が相互に実現できる」という。

調印式はクアラルンプールのKTMB本社内で行われる予定。これに伴い西武鉄道は3月20日から、両者の名称や代表的な観光地をPRする看板を池袋・所沢両駅に設置する。KTMBもクアラルンプール市内のKLセントラル駅など主な駅のデジタルメディアを使ってPRする。

KTMBは、マレーシアのマレー半島を縦断する鉄道路線(マレー鉄道)を運営。1992年、マレーシア国鉄の事業を引き継ぐ政府系企業として設立された。日本で引退した寝台客車などをJR西日本とJR九州から譲り受け、一時はトゥンパ~JBセントラル(ジョホール・バル)間を結ぶ夜行列車『マラヤン・タイガー・トレイン』で運用していた。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る