北総鉄道、初期の「住都公団車」引退で記念切符 3月21日発売

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9000形の第9018編成。3月20日限りで引退する。
9000形の第9018編成。3月20日限りで引退する。 全 3 枚 拡大写真

北総鉄道は3月21日から、千葉ニュータウン鉄道が所有する9000形電車の引退に伴い「ありがとう9000形記念乗車券」を発売する。

北総鉄道の発表によると、記念乗車券は新柴又駅から大人200円区間などの乗車券6枚と、9000形の写真や諸元表などをまとめた写真集(A4判16ページ)をセット。発売額は1セット2000円、発売数は2000セット限定で、3月21日から京成高砂駅を除く北総線の各駅で発売される。3月20日に行われる引退記念ツアーでも先行販売される予定だ。

9000形は1984年3月、現在の北総線小室以東が住宅・都市整備公団(住都公団、後の都市基盤整備公団、現在の都市再生機構)の鉄道路線として一部開業した際、6両編成2本の2000形電車としてデビュー。住都公団が所有していたが、車両の管理は北総開発鉄道(現在の北総鉄道)に委託された。

1990年には8両編成2本に増強。翌1991年からは、現在の北総線の延伸に伴い京急線や都営浅草線、京成線にも乗り入れるようになった。1994年には京急2000形電車と車両の番号がかぶることもあり、現在の形式に変更されている。2004年7月以降は、小室以東の線路施設を京成電鉄全額出資の千葉ニュータウン鉄道が引き継ぎ、9000形など住都公団が導入した車両の所有権も千葉ニュータウン鉄道に移った。

2013年2月には老朽化のため、新型車両の9200形電車と交代する形で8両編成1本(第9008編成)が引退。残る8両編成1本(第9018編成)も、今年3月20日に行われる引退記念ツアー列車を最後に姿を消すことが決まった。北総鉄道は第9018編成の代替として、京成電鉄から3700形電車の8両編成1本を借り入れる模様だ。

《草町義和》

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