【IAAE 2017】可能性は無限、車両の接近を知らせる描画ライト…小糸製作所

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小糸製作所:LED描画ライト
小糸製作所:LED描画ライト 全 6 枚 拡大写真

小糸製作所が参考展示していたのはLEDによる描画ライトだ。路面や通路に矢印を投影し進行方向を離れた人、物陰の人に知らせてくれる。この夏、正式リリースを目指して開発中だという。

【画像全6枚】

LED描画ライトの原理はほぼプロジェクターと同じだ。明かりの形はライト内部にセットされたステンシル(マスク)の形状で表現する。展示では、矢印型のステンシルを使い、床に青と緑の矢印を点滅させていた。

どのような用途が考えられるかというと、例えばフォークリフトのバックランプと併用で取り付けるニーズがあるという。倉庫や工場の中で、フォークリフトはバックで移動することが多いが、このとき後退で進む方向の前方に点滅する矢印を投影すれば、車両の接近を知らせることができる。無人倉庫(無人といっても人間はいるので)の中を移動するロボット、自動パレットなどにも応用できそうだ。

展示の試作品は量産を考え、コストも重視されている。そのため、ピント調整機能をつけていなかったり、光源の明るさも抑えている。しかし、それらの設計の幅を考えると、用途はさらに広がるという。

例えば、雪で埋もれる道路の路肩や車線を描画ライトで示すことができる。雪や日光の関係で見えにくい信号機も投影による表示と併用してもいいかもしれない。また自動運転車両は、なんらかの形で自動運転中であることを周辺に知らせる方法も検討されている。描画ライトは、このような「ランプコミュニケーション」に、応用の幅と可能性を広げてくれる。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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