銚子電鉄 観音駅たい焼き、サヨナラ…最後の週末

鉄道 企業動向
銚子電鉄 観音駅
銚子電鉄 観音駅 全 4 枚 拡大写真
「諸般の事情により、3月末日をもちまして閉店することになりました」 銚子電鉄 観音駅構内で営むたい焼き屋が3月末で閉店する。銚子市役所は「銚電名物のひとつだったたい焼き屋も、25・26日が最後の週末。最近もカメラを持った男女の姿をよく見かけた」という。

銚子駅から2つ目の観音駅は、1923(大正12)年に開業。子門真人などによる「およげ!たいやきくん」が、フジテレビ系列「ひらけ!ポンキッキ」で映し出されたのは1975(昭和50)年。観音駅でその翌年、たいやきくんブームにのるようにたい焼きが営業を開始した。

チャペルのようなつくりの駅舎の中から、甘い匂いがただよってくる。なかでは、忙しく動く女性たちが、クリーム(130円)、小倉あん(130円)などを焼いている。最近では、たい焼きなどを予約すると電車まで運んでくれることもあった。

釣り竿を背負って犬吠方面へ向かう人のなかには、惣菜系のお好み鯛焼き(180円)を手に入れて電車で食べる人もいた。「最後の週末とあって、注文してから少し時間がかかるかもしれない」と銚子市スタッフ。施設の老朽化や衛生面などで閉店に至ったという。店内の窓ガラスには、銚子電鉄による「観音駅売店 閉店のお知らせ」が掲出されている。

「昭和51年開店以来40年余りに渡り お引立て頂きました観音駅売店を、諸般の事情により、3月末日をもちまして閉店することになりました。これまで、皆様の温かいご支援をいただきながら、誠に申し訳ございません。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。これまで賜りました皆様の長年にわたるご愛顧を心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また、看板商品のたい焼きにつきましては、今夏を目途に、犬吠駅での販売再開を目指しております、つきましては、観音売店同様ご愛顧賜りますよう何卒よろしく申し上げます」

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  4. 【スズキ GSX250R 試乗】ハンドリングは「小さなハヤブサ」!? 250ccらしからぬ独自の存在感…伊丹孝裕
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る