【東京モーターサイクルショー2017】最新の「レースレプリカ」タイヤをアピール…ダンロップ

モーターサイクル エンタメ・イベント
ダンロップ SPORTMAX α-14(東京モーターサイクルショー2017)
ダンロップ SPORTMAX α-14(東京モーターサイクルショー2017) 全 10 枚 拡大写真
住友ゴム工業(ダンロップ)は各種オンロードタイヤから競技用オフロードタイヤまで幅広い製品を展示し、さまざまな場面での走る楽しさを紹介。そのなかで特にアピールしているのは「レースレプリカ」と銘打った「αシリーズ」の最新モデルだ。

1月に発売された『SPORTMAX α-14』は、オンロード用ラジアルタイヤSPORTMAXのフラッグシップと位置づけられている「αシリーズ」の最新モデル。「レースレプリカ・ラジアルタイヤ」という触れ込みで、「ハンドルからの入力に対して素直に応答し、軽快にコーナリングできる」という特徴を持つ。

「フロントからどんどん曲がっていく特性です。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、好きな人は“たまらなく好き”と言ってくれるものになっています」と同社モーターサイクルタイヤ部の深澤寛貴氏。「現在の市場では、どっしりと安定したハンドリングが主流ですが、あえて軽快なレスポンスを前面に打ち出しています」という。

こうした個性的なハンドリングを生み出しているのは、前輪に採用している「2カットベルト構造」と呼ぶ独自の構造。カーカスを締め付けるアラミド繊維のベルトを2枚にすることで、バンク角の増加にともなう「手応え」の低下を防ぎ、逆に増加させることで軽快感と接地感を両立。「軽快だけどコントロール性が高い」という特性が、グイグイと曲がる感覚につながっている。

またトレッドパターンはレース用のスリックタイヤを思わせる溝の少なさだが、公道用として問題のない性能が確保されているという。同社タイヤ技術本部第二技術部の大谷匡史氏は「見た目からウェット性能が低いと思う人もいるかもしれませんが、排水性も問題ありません」と説明する。ゴムの技術や解析技術の進歩のおかげで、こうしたデザインが可能になったとのこと。

ただしスポーツ性だけが売り物ではなく、他のSPORTMAX製品と同様にビッグバイクから軽量バイク、旧車まで幅広く対応するサイズを揃えていると深澤氏。このためαシリーズはフラッグシップであると同時に売れ筋でもあり「気合いの入った商品です」とのことだ。

なおダンロップブースでは、ステージでトークイベントも開催される。ロードレースをはじめエンデューロやトライアル、エクストリームと幅広いカテゴリーのライダーがゲストとして登場することになっている。

《古庄 速人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る