【ホンダ レブル 西海岸LA試乗】本場のカスタムビルダーも「超クールだぜ!!」…丸いスイングアームが面白い

モーターサイクル 新型車
アメリカ・ロサンゼルスで初試乗したHonda レブル500。
アメリカ・ロサンゼルスで初試乗したHonda レブル500。 全 13 枚 拡大写真

米国カリフォルニア・ロサンゼルスで開催中のホンダ『レブル500』と同『レブル300』のメディア向け試乗会。

ニューモデルの試乗会といえば、いつもならハイウェイをスッ飛ばし、郊外のワインディングへ出掛けて、終始ハイペースで限界性能ギリギリのところを試しつつ、そのバイクの持つ性能を「あぁだ、こうだぁ」と言うところだが、今回はそうじゃない。

新型レブルに乗ったジャーナリストらはロス市内をノンビリ流しつつ、設定されたいくつかのチェックポイントを通過。スタート地点となるベニスビーチ沿いのホテルに戻るという、じつに自由気ままな試乗コースが用意されている。

ライディングだけに限れば2時間ほどで回って来られてしまう設定コースを、ランチブレイクを含め夕方までに帰ってくればいいのだが、このレブルには丁度いい。

まさにストリートを流すにはうってつけのバイクで、気になるカフェやお店があったらすぐにストップできるし、細い路地にもスイスイ入っていける。

チェックポイントがまた面白い。まず「Lucky Wheels Garage」に立ち寄った。日本では充分に広い敷地面積だが、こちらでは「これぞLAスタイルのガレージ」と言わんばかりのこぢんまりとしたショップ。西海岸発のカスタムトレンドは、こういうところから生まれているのだ。

カスタムビルダーのエディンストンさんにとって、新型レブルはどう映るのか気になったから聞いてみると「スーパークールだぜ! なんだよ、この丸いスイングアームは?」とのこと。

そう、新型『レブル500』と『レブル300』のスイングアームは丸くて、目をひく。開発陣がこだわったポイントのひとつだ。

そもそもホンダ・レブルは1985年から発売され、日本ではすでに絶版となっていたが、こちらでは昨年まで売られていて、カスタムベースとしても定番のバイクだった。生まれ変わったレブルも、こういったガレージでがんがんカスタムされていくのだろう。

協力:ホンダ(試乗会)

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る