【ホンダ レブル 西海岸LA試乗】スリムな車体で足着き性が抜群にいい…ビギナーも気軽に乗れる!!

モーターサイクル 新型車
日本でも発売が間近に迫るホンダ・レブル500。
日本でも発売が間近に迫るホンダ・レブル500。 全 42 枚 拡大写真

日本でも発売が間近に迫った新型『レブル』の実車を、カリフォルニア・ロサンゼルスにて開催されたメディア向け試乗会で目の当たりにした。

こちらアメリカでは500と300の2本立てで新発売されたが、日本導入モデルは『レブル500』と『レブル250』の予定。

じつは500も300も250も車体は共通で、違うのは搭載されるエンジン。500はCBR500R譲りのDOHC4バルブ並列2気筒、300&250はDOHC4バルブ単気筒エンジンとなっている。

実績充分なそのタフなエンジンを、街乗りやツーリングでより扱いやすいようリチューンし、それぞれに搭載。常用回転域となる低中速でのトルクが太り、スロットルレスポンスも丁度いい。

ハンドルはアップライトで、グリップが肩幅より少し広い自然なところで待っていてくれる。跨るとシート高がすごく低いことがよくわかり、身長175cmの自分だと両足ともカカトまでベッタリ地面に届く。

このシートの低さとイージーライドを予感させるライディングポジションは街乗りにピッタリで、ビギナーも気軽に乗れるだろう。

車体はとにかくスリムで、特にシートまわりは目一杯に絞り込まれているから、足着き性が素晴らしく良い。小柄なライダーや女性も臆せず乗れるはずだ。

常用回転域となるミドルレンジ以下で扱いやすいエンジン特性もそうだが、ステップの位置が若干開き地味で、「まぁ、ゆったり乗ってくれよ」という設計者からのメッセージがそこから伝わってくる。

このスリムな車体なら、もっとステップを内側に設置できたはずなのに、おそらく意図的に開き気味にしているのだ。

とはいえニーグリップはできるし、しっかりとライディングに熱中したい人にも受け入れられるようスポーティさも兼ね備えている。オールラウンダーな1台であることが、よくわかった。

協力:ホンダ(試乗会)

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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